Pentaho Corporation(以下、ペンタホ社)は2016年10月、東京オフィスを開設。グローバルで実績のあるPentahoソフトウェアの本格的な国内展開を開始しました。ペンタホ社でジャパン・ゼネラル・マネージャーを務めるエディ・ホワイトに、Pentahoソフトウェアの魅力と日本での事業戦略を聞きました。

世界中のお客さまがペンタホ社による価値創出を体験

-ビッグデータ利活用のためのプラットフォームとして、Pentahoソフトウェアがグローバルに評価されている理由は何でしょう。

企業がビッグデータを利活用するためには高度なスキルを持った人財が必要です。データ統合や分析には時間とコストがかかりますし、努力と経験を積み重ねないと開発工数の超過などリスクも大きい。結果としてビッグデータの利活用にチャレンジしている企業では、思うようなコスト減や売上増につながっていないケースが少なくありません。

そうした課題を解決できるのが、OSS(※1)をベースに、さまざまなデータストア環境と接続できる柔軟性と拡張性の高いPentahoソフトウェアです。高度なスキルを必要としないデータの統合・分析で、適切な分析ソリューションを迅速に立ち上げ、エンドユーザーの要求や将来のニーズにもすぐに対応することが可能です。グローバルで法人1,500社に採用され、活用されている実績がそれを物語っています。これらのユースケースとナレッジの質と量が、新しいお客さまにも有効性の高いソリューションを提供できる当社ならではの価値といえます。

※1 Open-source software

-欧米での代表的な成功事例を教えてください。

稼働効率の最適化や故障予知、不正取引検知といった多くの成功事例があります。なかでも評価が高いのがApache Hadoopで有名なCloudera(クラウデラ)社との協業事例です。例えば、世界中の電力・ガス事業者にエネルギーのビックデータ分析プラットフォームを提供している米国のOpower社に、エネルギーの管理や最適化、需要予測のための基盤を提供し、ビジネスバリューの拡大に大きく貢献しています。また、世界最大手のテレコム企業にも膨大なトラフィック監視によってハッキングや不正アクセスの予兆を検知するサイバーセキュリティソリューションを提供しています。

加えて大きな特長としてアピールしたいのが、既存アプリケーションにペンタホ社が持つ高度なアナリティクスを組み込めるEmbedded Analyticsです。この強力なアーキテクチャによってお客さまは、差別化を図れる自社サービスのすばやい市場展開が可能となり、お客さま満足につなげることができます。例えば、世界有数の石油ガス会社 Halliburton社は、われわれの分析ソリューションを自社の採掘分析ソフトウェアに組み込むことで、過去のさまざまな掘削データを抽出・分析・可視化し、特別なスキルなしにでも適切な油井掘削計画を立案できるようになりました。

こうした成功事例で培った経験とユースケースを日本のお客さまの課題と照らして、迅速な解決と価値提供につなげていきたいというのが私たちの願いです。

画像: ペンタホ社 エグゼクティブ・バイス・プレジデント 兼 ジャパン・ゼネラル・マネージャー エディ・ホワイト

ペンタホ社 エグゼクティブ・バイス・プレジデント
兼 ジャパン・ゼネラル・マネージャー
エディ・ホワイト

ペンタホ社の事業開発担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントとして、ビッグデータベンダーとの戦略的提携や大手クラウド/SaaS、ハードウェアおよびソフトウェアベンダー向けのPentahoビジネス促進を統括。

日立とともに高付加価値なデジタルソリューションを提供

-日立グループの一員となったことで、どのようなシナジーが生まれるでしょう。

日立は世界中に幅広い事業分野のお客さまを多数持っており、非常に信頼されている企業です。そうしたお客さま層にペンタホ社のソリューションを通じて、よりよいサービス、より広範な価値を提供できることを私たちは心から喜んでいます。すでに日立の技術者や営業担当者と密なコミュニケーションを図りながら、日本のお客さまを意識したビッグデータ利活用方法の提案やPoC(Proof of Concept)を始めています。

特に力を入れていきたいのが、金融系、製造系、政府・公共系のお客さまです。ペンタホ社はこれらの分野で海外でも多くのユースケースを持っており、そこで得た知識と経験、専門性を生かし、カスタマイズしたソリューションを積極的に提案していきます。

技術面でも大きなシナジーが期待できます。日立は先進的なビッグデータ関連技術を多数持っていますが、そうしたテクノロジーとペンタホ社のソリューションを組み合わせることで新しい可能性が広がります。すでに日立の超高速データベースエンジン Hitachi Advanced Data Binder(※2)とペンタホ社のアナリティクスを組み合わせたソリューションを開発中で、近日中にお客さまに新たな価値を提供できるはずです。

並行して、日立グループが展開する産業、エネルギー、ヘルスケアなどの社会インフラシステムとPentahoソフトウェアを組み合わせたサービス開発も推進しています。例えば、日立内の次世代生産システムでは工場の経営・生産情報の可視化にPentahoソフトウェアを活用していますし、ヘルスケアではMRI装置向け故障予兆診断サービスのデータ分析基盤としても利用しており、高付加価値なデジタルソリューションの実現に貢献しています。

※2 内閣府の最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」(中心研究者:喜連川 東大教授/国立情報学研究所所長)の成果を利用しています

-2016年10月にペンタホ社東京オフィスが開設されました。日本のお客さまにどのような価値を提供していきたいですか。

お客さまに、より近い環境でソリューションの開発と提供が行えることは非常に大きなメリットとなります。海外で実績と経験を積んだソリューションアーキテクト、セールスエンジニアを配置し、日本向けのソリューションや人財育成を加速させます。各企業の課題を深く直接的に理解することで、適切なユースケースの抽出とカスタマイズを短期間で展開し、日立とともにお客さまの企業価値拡大を力強くサポートしていきます。


お問い合わせ先
(株)日立製作所 社会イノベーション事業推進本部
http://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/platform/pentaho/inquiry/

■ 情報提供サイト
 http://www.hitachi.co.jp/pentaho/


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