フロンティアレポート
今回の訪問先:株式会社ホクリクコム(石川県金沢市)

北陸における名鉄グループの情報化戦略を担うIT企業として1995年に発足した株式会社ホクリクコム(以下、ホクリクコム)は、今年4月1日に創立25周年を迎えました。ホクリクコムは、バス事業総合管理システムやICカード管理システムなど、公共交通のIT化を中心に、物流・サービス・文教・自治体まで、幅広い分野にITソリューションを提供しています。

画像: 本社事務所のある北陸鉄道本社ビル

本社事務所のある北陸鉄道本社ビル

ホクリクコムに新たな変化をもたらしたのは、2004年に北陸鉄道のICカード乗車券「ICa(アイカ)」を開発したこと。それまで企業向けがほとんどだったホクリクコムの事業が、個人向けの事業にも拡大する契機となったのです。

その取り組みにより、技術の幅が広がるとともに提案力も強化され、2010年にビジュアル・バスロケーションシステム「道しる兵衛(べえ)」の開発へとつながりました。従来のバスロケーションシステムは、バスの接近をランプで表示したり、LED表示機で文字テロップを流したりするもの。それに対し「道しる兵衛」は、液晶ディスプレイ上の地図に路線図を再現し、バスの運行状況をリアルタイムに表示するシステム。一目でバスがどこを走っているのかがわかるだけでなく、画面に観光情報や緊急メッセージなどを表示することも可能です。このシステムは現在、金沢市内の「城下まち金沢周遊バス」「兼六園シャトル」の2路線で活用されています。観光客はもちろん高齢者の方にもわかりやすく案内する先駆的かつ独創的な発想が高く評価され、金沢市内の企業が開発した魅力ある製品を表彰する「金沢ブランド優秀新製品」において、2011年度の大賞を受賞しました。

画像: 金沢駅のバスターミナルでは、市内観光に便利な「城下まち金沢周遊バス」「兼六園シャトル」の乗り場で ビジュアル・バスロケーションシステム「道しる兵衛」が活躍しています

金沢駅のバスターミナルでは、市内観光に便利な「城下まち金沢周遊バス」「兼六園シャトル」の乗り場で
ビジュアル・バスロケーションシステム「道しる兵衛」が活躍しています

さらに2012年、ホクリクコムは、通勤・通学などに利用する生活路線の状況をスマホで簡単に確認できるアプリが欲しいという利用者の要望に応え、スマートフォン時刻表検索アプリを開発。ダイヤ・時刻表と連携し、時刻改正などにリアルタイムに対応する利便性がうけて、こちらは2012年度の金沢ブランド優秀新製品として認定されました。

こうした取り組みは、「常に、最新・最適な情報をキャッチし、技術とサービスの向上に努めていく」「常に、お客さま目線で考え、付加価値の高い製品の開発・提案をしていく」というホクリクコムの経営方針を具現化したものといえます。

画像: 「人と地域につながって25年」を表現したロゴマーク

「人と地域につながって25年」を表現したロゴマーク

また、ホクリクコムは、地域の活性化と公共交通の情報化促進に貢献したと評価され、2013年度に「情報化月間・情報化促進貢献企業」として国土交通省から国土交通大臣賞も受賞しました。

3月14日から北陸新幹線の金沢開業で、ますます金沢に注目が集まっています。公共交通の利便性を高めるITソリューションを提供するホクリクコムは、今後も、国内外の観光客を満足させるおもてなしの一端を担っていきます。

画像: バスの位置や待ち時間などを表示するビジュアル・バスロケーションシステムは、 金沢市内の2路線で導入されています

バスの位置や待ち時間などを表示するビジュアル・バスロケーションシステムは、
金沢市内の2路線で導入されています

画像: スマートフォン時刻表検索アプリは、音声や地図での検索や、ランドマーク検索も可能なため、 土地勘がなくても活用できます

スマートフォン時刻表検索アプリは、音声や地図での検索や、ランドマーク検索も可能なため、
土地勘がなくても活用できます

画像: アプリの開発には女性も多く携わっており、スマートフォン時刻表検索アプリも女性の目線で開発されました

アプリの開発には女性も多く携わっており、スマートフォン時刻表検索アプリも女性の目線で開発されました

画像: 2015年は北陸鉄道石川線が開業100周年。新幹線の開業で来られたお客さまが利用される鉄道・バスを ホクリクコムはサポートします

2015年は北陸鉄道石川線が開業100周年。新幹線の開業で来られたお客さまが利用される鉄道・バスを
ホクリクコムはサポートします

私たちの職場周辺のイチオシ!

画像: 情報システム事業部 櫻田  彩さん

情報システム事業部
櫻田 彩さん

ボンネットバスがかわいいと評判です

金沢市内を走るバスで地域の人々に親しまれているのがレトロなボンネットバスです。北陸鉄道創立70年を記念し、1978年に引退したデザインを復刻・再現。車内には運行当時のバスや路面電車「金沢市内線」の写真も展示され、昔を懐かしむこともできます。兼六園などの主な観光スポットを巡回する「城下まち金沢周遊バス」に使われています。市内観光にとても便利ですよ。

取締役からひとこと

画像: 取締役 総務部 管理統括ゼネラルマネージャー 佐藤 宗寿さん

取締役 総務部 管理統括ゼネラルマネージャー
佐藤 宗寿さん

「新幹線からつながる二次交通の利便性をいっそう高めるため、
知恵をしぼって取り組んでいきます」

北陸新幹線開業に伴って北陸地方の観光ニーズが高まる中、特に金沢市は市内に観光地が集中しているため、バスは市民の方のみならず観光にこられたお客さまにとっても重要な足となっています。当社の開発した「道しる兵衛」により、「あと何分でバスが来るのかがわかるので、お土産を買いに行けてよかった」といった喜びの声をいただき、さらに上質なサービスを提供していきたいと考えています。今後は、バスの相互乗り入れをしている近県との連携、海外からのお客さまをアシストする仕組みづくりも視野に入れ、観光にこられたお客さまや地域の皆さまに信頼されるIT企業をめざして挑戦していきます。

拠点DATA
株式会社ホクリクコム
所在地 石川県金沢市割出町556番地 北陸鉄道本社ビル2階
設 立 1990年4月
事業内容 IT支援コンサルティング、受託ソフトウェア開発、
スマートフォンアプリ開発、ITサポートサービス
http://www.hopnet.co.jp/


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