画像: ICタグで利用者サービスを向上する
ADWORLD 図書館情報総合システム

本館・分館も含めた15か所に約70万冊の蔵書を配置

JR大分駅から徒歩約2分。2013年7月にオープンした複合文化交流施設「ホルトホール大分」の1、2階に本館を構える大分市民図書館は、市民がいつでも気軽に立ち寄れ、さまざまなジャンルの本との出会いが楽しめるくつろぎの空間です。エントランスホールから続く開放的な1階には、情報誌や文庫本、雑誌・新聞などを中心に配架。明るい吹き抜けで続く2階には、一般書や児童書、郷土資料などが並び、ゆったりとした閲覧席と学習席が多数確保された滞在型空間となっています。

「大分市民図書館は最新設備を備えた本館と、木製の書架やテーブルで落ち着いた雰囲気のあるコンパルホール分館(1986年開館)のほか、どの地域に住む方々にも本に親しんでいただきたいという思いから、11の地区公民館と2つの行政センター、計15か所に約70万冊の蔵書を分散配置しています」と説明するのは、館長の安部 光氏です。

各施設はネットワーク化されており、窓口やインターネットで借りたい本を予約すると、どの施設からも本を貸りることができ、また返却も可能となっています。しかし蔵書数と利用者数が年々増加する中、多くの施設間を移動する蔵書を確実に管理し、業務効率とサービスレベルの向上を図るには、1冊1冊の情報を手作業で読み取る必要がある従来のバーコード管理では限界がありました。そこで本館オープンに合わせて導入されたのが、ICタグ管理機能を備えた日立の自治体ソリューション「ADWORLD図書館情報総合システム」でした。

画像: 本館・分館も含めた15か所に約70万冊の蔵書を配置

ICタグによる一括処理で業務効率を向上

ICタグはバーコードと異なり、離れた位置から複数のICタグを同時に読み取り、処理できるのが特長です。ADWORLD 図書館情報総合システムはICタグを利用した貸出/返却/登録処理、蔵書管理といった機能に加え、セキュリティゲートによる無断持ち出しチェック、書架に収納したままでのスピーディーな蔵書点検などを実現できます。

「システム導入に合わせ、本館では自動貸出機、自動返却機、自動返却仕分機、自動書庫など最新の設備を用意しました。私たちは利用者と対面する従来型のカウンターサービスも重視していますが、自動貸出/返却機を利用すれば利用者はプライバシーを保ちながら迅速に手続きが行えます。対面で利用する際にも、スタッフは一度に複数書籍が処理できるため、混雑時でもカウンター前に行列ができるような状況がなくなりました」と語る次長の楠橋 裕美氏。また返却処理と仕分け作業を同時に行える自動返却仕分機や、最大30万冊格納できる収蔵庫から目的の本を自動的に出納する自動書庫も業務効率の向上に貢献。「公民館などのネットワークからは一度に最大約2,000冊返却されるので、ICタグによる自動返却仕分は本当に助かります。図書館全体の利用者数はこの3年で1.5倍以上(※)に増えていますが、業務が滞りなく行えているのはICタグによる統合管理が実現できたおかげです」と楠橋氏は話します。

※ 2011年度の総入館者数約66万人⇒2014年度の総入館者数約104万人

画像: 自動貸出機と自動返却口の利用風景

自動貸出機と自動返却口の利用風景

蔵書点検業務も
大幅にスピードアップ

ICタグは蔵書点検のスピードアップにも貢献しています。司書の渡邉 由香里氏は「バーコードリーダーをかざして1冊ずつ行っていた読み取り作業が、本を書架から出さずに10〜15冊を一度に読み取れるようになりました。書架がスチール製のためICタグがうまく機能するか心配していましたが、運用を工夫することで効果的に利用できています。蔵書が増えているにも関わらず、以前は全館で14日ほどかかっていた作業が今は8日間で終わります」と喜びます。また渡邉氏は、職員やスタッフが利用する操作画面のユーザビリティも高く評価。「日立のシステムになってから画面が見やすくなりました。色調もやわらかいし、ボタン1つをとってみても非常にわかりやすいデザインになっています。図書館業務で必要な機能はどのベンダーのシステムでもほぼ変わらないはずですが、使い心地がいいと作業がはかどり、ストレスもたまらないことに改めて気づきました」と語ります。

こうしたシステムの使いやすさ、デザインの見やすさは、お客さまの要望を迅速に反映する日立ならではの取り組みによるものです。「毎月1回、営業・SEさんと定例会を行うのですが、パッケージシステムにも関わらず日立さんは私たちの細かな要望、利用者である市民から寄せられた声などもきちんとくみ取り、細かな改善や定期的なエンハンスに生かしてくださいます。遠隔監視に加え、少しでもシステムに不調があれば現場に飛んできてくださるなど、いつも真摯(しんし)で気持ちのよい対応なのがうれしいですね」と楠橋氏は笑顔で話します。

今後は、サービス向上に向けた統計データ分析のスピードアップや図書館公式ホームページのさらなる充実をめざした外部サービスとの連携にも力を入れていきたいと語る大分市民図書館の皆さま。効率化で生まれた時間と労力を、より質の高い利用者サービスに還元していく大分市民図書館の取り組みを、これからも日立はADWORLD 図書館情報総合システムと関連ソリューションの継続的な強化によって支援していきます。


画像1: 蔵書点検業務も 大幅にスピードアップ

大分市民図書館
所在地 大分県大分市金池南1-5-1
設立 1986年6月7日
職員数 54名(2015年9月30日現在)
蔵書数 707,954冊(2015年3月31日現在)
http://www.library.city.oita.oita.jp/

画像2: 蔵書点検業務も 大幅にスピードアップ


お問い合わせ先
(株)日立製作所 公共システム営業統括本部 カスタマ・リレーションズセンタ
http://www.hitachi.co.jp/pchannel-inq/

情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/app/adworld_tosyokan/


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