生産・販売に加え、物流や倉庫も含めたサプライチェーンの最適化はグローバル経営の要となる課題です。日立と日立物流はIoTやAIなどの先端技術を活用し、倉庫運営の高効率化を図る「スマートウェアハウス」「ドリームウェアハウス」のソリューションの研究開発を進め、次世代の物流改革を追求しています。

倉庫運営の効率化を図る「スマートウェアハウス」

深刻なトラックドライバー不足と人件費の高騰、倉庫内業務ノウハウの属人化といった、さまざまな課題を解決するため、物流業界では先端テクノロジーの活用が急速に進んでいます。

日立物流は、次世代物流ソリューション「スマートロジスティクス」を事業コンセプトに掲げ、日立と新たな物流技術やビジネスモデルに関する共同研究を進めています。IoTとビッグデータ、AI、ロボットといった日立の技術と現場ノウハウを組み合わせた取り組みの中で、物流倉庫運営の効率化に特化したソリューションが「スマートウェアハウス」です。

倉庫内作業のうち、注文や出荷指示に従い品物を選び出すピッキングでは、特定の商品棚に作業員が集中し、作業の渋滞を招くことがあります。そこで日立グループはIoTで集めた人間行動のビッグデータをHitachi AI Technology/Hで解析し、倉庫内の情報を詳細に分析。その結果、AIによって作業指示を柔軟に入れ替えることで渋滞を解消。ある倉庫での実証実験では、倉庫内の生産性を約8%高められる効果を生み出しました。

また、倉庫内作業の生産性向上を図るツールとして、メガネに多様な情報を表示するスマートグラスなどの「ウェアラブルデバイス」の活用も進めています。これにより、熟練者の作業手順やノウハウを共有でき、人手不足の現場であっても作業員のスキルを容易にアップすることが可能となります。
さらに、日立が開発した小型・低床式無人搬送車「Racrew」(ラックル)を活用したAGV(※)ピッキングシステムも実運用に入りました。自律走行が可能なRacrewは倉庫の保管棚を持ち上げて指定位置に自動搬送するため、作業員は商品を取るために移動する必要がなく、定位置での取り出し作業に集中できます。人的ミスの低減による作業品質の向上や倉庫内作業の省力化にも貢献しています。

※ Automatic Guided Vehicle

画像: 倉庫運営の効率化を図る「スマートウェアハウス」

未来型倉庫をめざす「ドリームウェアハウス」

日立グループがロボット技術とAIによる最適制御で、効率性とフレキシビリティの両立を図る未来型物流倉庫として研究開発を進めているのが「ドリームウェアハウス」です。

そこでは、多品種少量の商品を扱う倉庫内で、自律的に移動し、棚から商品を取り出して箱詰めする「ピッキング用双腕ロボット」のほか、「運搬ロボット」や「補充ロボット」などが協調しながらスムーズに作業を進められる環境が検討されています。

このように、日立グループが進める「スマートウェアハウス」「ドリームウェアハウス」は、物流現場で深刻化する人材不足やコスト増といった課題の解決にとどまらず、物流を企業競争力の要にまで高め、かつてないバリューを提供するためのアプローチとなります。これからも日立グループは、お客さまのサプライチェーン全体の効率化と最適化を図る物流改革を推進していきます。


お問い合わせ先
(株)日立製作所 スマート情報システム統括本部
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/smart/general/form.jsp

情報提供サイト
http://www.hitachi-hb.co.jp/


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.