画像: 新潟三吉工業株式会社
利益体質の組織づくりをサポートする
「FutureStage 金属加工業向け生産管理システム」

業務と経営改善に資するデータを抽出したい

霊峰・八海山を望む新潟県南魚沼市に本拠を構える新潟三吉工業株式会社(以下、新潟三吉工業)は1947年の創業以来、精密メタル部品を中心とした金型設計から製造・量産・組み立てまでの一貫生産を行うほか、自社商品の開発・製造や生産プロセスの革新にも挑戦している総合エンジニアリング企業です。

生産管理の基盤システムには従来、市販のパッケージシステムを採用していましたが、WindowsⓇ XPのサポート終了に伴い、新たなOSで稼働するシステムの選定が必要となりました。特に重視されたのが、「データ出力の柔軟性と、金属プレス業への機能フィットの2点でした」と語るのは、経営管理課課長の山本 露子氏です。

「当社では営業から生産管理にいたるまでの各部門が、さまざまな経営データを基にした業務改善活動を行っており、その基礎となるデータの正確性や粒度が、経営管理上、重要な要素の一つでした。システムリプレースを機に、この改善活動のレベルをさらに高めるため、従来以上にきめ細やかな経営データが出力できるシステムが欲しかったのです。また金属プレス業では、お客さまの要望によって製造工程の順序が変更されることがしばしばあり、その変化に柔軟に対応できる機能も必要でした。

これらの要件を満たし、製造品番ごとに個別の評価原価データをひもづけられるマスタも備えたパッケージは『FutureStage 金属加工業向け生産管理システム』以外にありませんでした」と山本氏は導入の経緯を振り返ります。

データを自在に活用できる汎用検索機能を評価

株式会社日立システムズ(以下、日立システムズ)が提供するFutureStage 金属加工業向け生産管理システムは、期間別の材料単価設定や、調達と在庫の材料単位の変換、受注と連動した内作・外作の手配など、金属加工製造業界特有の機能をパッケージングしたシステムです。独自の高速MRP※により、常に適正在庫を保持することができるほか、豊富なパラメーターによる機能調整でカスタマイズを抑えながら高い業務適合を実現できるのが大きな特長です。

2014年4月に本稼働した同システムにおいて、新潟三吉工業から有用性を高く評価されているのが、各部門で入力されたデータを詳細に管理・蓄積できるマスタ機能と、そのデータを自在に抽出できる汎用検索機能です。

「例えば、製造品番ごとに作業担当者の加工時間や作業実績を入力すると、時間あたりの製造個数や労務費、材料費などが抽出でき、リアルな製造原価を算出することができます。その結果、作業効率の悪い製品ラインが明確にあぶり出され、具体的な改善指導が行いやすくなりました」と語るのは、製造1課 課長の上村 勝志氏です。製造2課の大平 碧氏も、「各ラインの不良率や加工時間など、FutureStageから抽出したデータをグラフ化して現場に提示することで、一人ひとりのモチベーションが向上し、不良率の低減に役立っています」と評価します。

※ Material Requirements Planning(資材所要量計画)
 

画像: 新潟三吉工業株式会社 上村勝志氏、大平碧氏、米山和博氏、山本露子氏、青木宏太氏

新潟三吉工業株式会社
上村勝志氏、大平碧氏、米山和博氏、山本露子氏、青木宏太氏

品番単位での原価管理・利益管理を実現

品番単位での原価管理・利益管理が実現したことで、なかには限界利益の時点で赤字であることが判明した品番もありました。これらの情報は、社長や役員をはじめ、全部門リーダーが参加する月2回の改善会議に集約され、各部門の改善活動へと生かされていきます。その取り組みの結果、「限界利益がマイナスになる製品ラインはなくなり、原価率が数%低減した事例もありました」と評価するのは、取締役 統括部長の米山 和博氏です。

「FutureStageの導入後、個別原価が勘定科目ごとにすべて抽出できるようになりました。従来のシステムでは、ここまで細かいデータが取得できず、グロスとしての把握にとどまっていたため、どこから手をつけてよいかが明確化できませんでした。しかし現在はそれが可能となり、全社的な経営改善ツールとして非常に役立っています」と米山氏は続けます。

作業工数と原価の関連が信ぴょう性のあるデータによって裏付けされたことで、社員一人ひとりの行動や採算意識にも変化が表れ、FutureStage導入によって組織の利益体質がより強化される方向へと、着実に経営改善が進められています。

詳細な原価管理・利益管理のデータは経理部門でも活用されており、「経営陣に対して提出する損益計算書や試算書の速報版作成が2日短縮され、翌月5日目には出せるようになりました。課題が顕在化した際、いち早く対策ができるスピード経営に貢献しています」と山本氏は語ります。

導入後も細かな機能改善要望に対応

一方、金属プレス業に特有の業務ニーズに対応した機能として評価されているのが「工程手順マスタ」です。お客さまの指示変更や季節変動などで、外注していた部品を内製化するケースがよく発生しますが、従来のシステムでは工程ごとの作業指示書を出力する前に、もう一つ工程を入れる場合、最初から順番どおりになるように変更しなければなりませんでした。しかしFutureStageは工程の挿入や削除といったマスタ修正が容易に行えるため、現場から「変更作業が非常に楽になった」と喜ばれています。

一連のシステム導入を支援した日立システムズに対し、営業課の青木 宏太氏は「WindowsⓇ XPのサポート終了に間に合わせるため、非常にタイトな作業スケジュールとなりましたが、担当SEさんの尽力もあり予定どおりに本稼働できました。導入後も継続してしっかりとサポートしてくださり、われわれの細かな機能改善要望にも真摯に対応していただけるのがうれしいですね」と笑顔で語ります。

今後は、継続的な経営改善に向けた、さらなるデータ活用に加え、システム運用保守の負担軽減や事業継続性の向上を図るため、オンプレミスでのサーバー運用から、FutureStageのクラウド活用も検討していきたいと語る新潟三吉工業の皆さま。その積極的な取り組みを、これからも日立グループは力強くサポートしていきます。


画像: 導入後も細かな機能改善要望に対応

新潟三吉工業株式会社

本社 新潟県南魚沼市山崎新田980番地
創業 1947年
資本金 5,000万円
従業員数 97名(2015年12月15日現在)
事業内容 精密金属プレス金型設計・製作およびプレス部品の量産加工、各種プレス、板金試作、冶具設計製作と機構部品組立
http://www.miyoshi-ltd.com/

画像: 新潟三吉工業株式会社


お問い合わせ先
(株)日立製作所 エンタープライズソリューション事業部

情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/futurestage/ht585/

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